小鈴日記

こんなこと書いてたんだなぁ…

襟を正す

おはようございます、小鈴です。
先日とある番組をたまたま、後半わずかの部分だけ家族が録画してくれていました。
2016年2月10日(水)放送の番組です。

人の体に触れる危険

番組では施術中の事故について、取り上げられていたようです。

出演者の矢野忠さん明治国際医療大学 特任教授)も仰っていましたが

人の体に触れることには危険が伴う

これは国家資格があろうとなかろうと、同じです。

リラクゼーションでも、医療機関でも、事故は起きています。

知識も技術もなく、驕りや慢心で人の体に触れれば

害になるのは当然です。

無知のまま施術に当たるのは、あまりにも危険です。

だからこそ、国家資格のない人は治療(医療行為)ができないという法律で市民は守られています。

ではリラクゼーションは無法地帯かといったら、そうではない、と私は言いたいのですが… 

そもそも「癒やしブーム」はなぜ起きたか

ご存じの通り、リラクゼーションは生活必需品ではありません。

にもかかわらず、お金を出して買われるのには理由があるはずです。

本当に必要でなければ、お客様は選びませんし

リピートがなければ、お店はこんなに増えなかったでしょう。

なぜ、これほどまでに規模が大きくなったのか。

まず、先日の試験勉強で、学んだことを改めて繰り返します。

 ■ リラクゼーションの定義とは ■

  リラックス、ストレスからの解放、緊張の緩和

  副交感神経(休息)を働かせることで

  日常生活で過労気味の心身にプラスの影響を及ぼすこと

これが、リラクゼーションのねらいです。

単純に言えば、「気持ちよかった、また行きたい」

そんな思いを提供するのが仕事のようなものです。

 

医療が優で、リラクゼーションが劣、という関係ではないのです。

 

結果的に楽になることはあっても

「痛みをとる」「症状を緩和する」ことを目的に

施術を行う、あるいはサービスの対価として

明言することは禁止されています。

あくまで治療は、専門家の仕事ですので

治療の必要なクライアントさんに対して、

その専門家の仕事を横取りするのは、ご法度です。

しかしながら、選ぶ側(消費者)は混同しがちです。

「リラクゼーション店にいけば、治る」

という誤解があれば、毅然と啓蒙するのもセラピストとして必須です。

 

そのためには、知識と倫理観が欠かせません。

施術による悪化を防ぐための「禁止対象者」といった基準や、

治療目的ではないことを確認する「同意書」へのサイン、

事故のもととなる「危険行為」に対する知識など、

クライアントとセラピスト双方にとっての

安全のために守られるべきルールが

しかるべきお店では機能しているはずです。

ルールが機能していないからこそ、事故が起きるのです。

つまり、リラクゼーション業は資格がなくても成り立つけれども、

健全であるために最低限の心技体は必要であるということです。

では、良いお店(セラピスト)と、そうでないお店(セラピスト)の

見分け方は…

価値のない「癒やし」なら、そもそもブームは生まれない

仕事する側から見た、リラクゼーションの世界観

さておき、本やセミナーを通じて感じたことを、率直に言います。

高い評価を得たセラピストの心に共通する課題の一つは、

「目の前の人が、どれだけ安らげるか」という純粋な思いです。

 

何十分もの間、人の体に触れ続けるのに

雑、テキトー、いいかげん、邪な心があれば、

どんなに大らかなクライアントさんでも当然伝わるものです。

 

仮に飲食店で、お金を払ってまで「マズイ料理」を食べたい人はいないでしょうし、衣料品であれば「ほころび・破れだらけの衣服」は価値が下がるのと一緒です。

不快なタッチで平気な人はいません。

「安かろう、悪かろう」「ごまかし」は通用しないと思っています。

満足できない施術であれば、途中で怒って帰られる人も、交代を申し出られる人もいます。

百歩譲って最後まで我慢してくれたとしても、二度と来られないでしょう。

食べ物や衣服と違って、嫌なら行かなくても済むわけです。

信頼を得なければ、次はありません。

それはそれは厳しい、といえば厳しい世界です。

 

むしろ、どんなに気遣いをしても、しすぎることはない位かもしれません。

いま「癒やし」が流行っているから、あるいは国家資格がなくても現場に出られるから、何の努力もせずがっぽり喜ばれるから、なんて思ったら、大間違いです。

 

お金儲けや利益のことだけしか頭にないとしたら

「安らぎ」どころか、本当のリラクゼーション業なんて到底務まらない、

私はそう思います。

 

番組は、ほんのわずかしか見られなかったのですが

リラクゼーションでの被害例について

だいぶ強調して伝えられていた印象でした。

 

「一過性のブームに騙されてはいけない」という

警鐘を鳴らしておしまい、では「へぇ、危ないんだ」と

結局視聴者の不安をあおるだけです。

市場規模は1兆円に迫るとみられている』

リラクゼーションとは今後どうあるべきか

医療・介護と、どうかかわっていくのが望ましいか

そして消費者が本当に価値のあるものを賢く選ぶためには

どんな視点が必要なのか

消費者も提供する側も双方に利益になるような 

社会全体にとってプラスにつながる方向性は?

 

そこによりクローズアップして、見方を深め

あらためて襟を正していくきっかけとなりました。

 

医療・介護に続く第3の分野」として健全に発展していくには

質の高いサービスの提供をするための努力が不可欠であるのは確かです。

これからも、必要とされる人材になれるよう精進していきたいと強く思いました。

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それでは、また(^ ^

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